Q3 「1人1票」とはどういうことですか?なぜ必要なのですか?
A3 「1人1票」とは、多数決で物事を決めるときに、それぞれの人が1票をもつことです。
0.5票しか認められていないということは、1人の人間としての人格価値を認められていないこと、言い換えれば、一人前の人間と見られていないことです。住所によって投票価値に不平等があるのでは、日本では、国民が、国民の多数決によって物事を決めていることになっていません。個人を尊重し、人格価値を公平に扱ったといえるためには、「1人1票」でなければなりません。
例えば、東京都民は、現在、「一人一票」の選挙権を認められていない『二流市民』です。
衆議院議員選挙では、高知3区の住民の選挙権を1票とすると、東京5区の住民の選挙権は0.5票です。
参議院議員選挙では、鳥取県の住民の選挙権を1票とすると、東京都民の住民の選挙権は0.2票です。