福岡高裁(那覇支部)平成22年3月9日判決について

 福岡高裁(那覇支部)川邉義典裁判長は、先の衆議院議員選挙の合憲性につき、東京高裁H22.2.24判決同様、「1人別枠方式」を採用した本件選挙は、違憲状態にあったと判示しました。  本判決では、判決文中(14頁)に、本件選挙時の状態を、「「このような状態は、全選挙区の1割を超える選挙区の選挙人に対し、1人0.5票以下を投票する権利しか付与しないことと同視することができる状態であるから、選挙区間の投票価値の不平等が、一般に合理性を有するものとは考えられない程度にまで達していたものと評価せざるを得ない。」と述べ、投票価値の不平等により、多くの国民の投票権が1票未満であるということを判決文の中で明言しています。  多くの国民の投票権が1票未満であるということを国民が知ることが重要です。

→ 福岡高裁(那覇支部)平成22年3月9日判決文

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